(仮)ろばみみ日記

「王様の耳はロバの耳!」と叫ぶ穴

5月17日(日)

この日記、アクセス解析を見ると、初日に7人(それもたぶん、わたしが投稿欄がわからなくて出たり入ったりしていた回数が7回で7人とカウントされてるのではないかと思う)、以降は0人なので、ネット上なのにほぼ非公開みたいなものだね。いっそ非公開設定にしてもよいかもしれない。

 

良い天気なので少し買い物に出かけようかと思ったけど、えいやっと気合が入らず、結局読書して一日終わった。

読んでいたのは町田康の『しらふで生きる』。30年間、1日も欠かさず飲むほどのお酒好きだったのに、ある日思い立って断酒して4年以上経つそう。

わたしはそこまでヘビー級酒飲みではないけど、ここ何年かは週に2回くらいのペースで日常的に飲んでたな。

お酒を飲み始めた20代のころは、とにかくお酒に強くて全く酔わないのが自慢(?)でもあったのだけど、お酒は日常的なものではなく、飲み会とかデートとか、外のお店で飲むものだった。

30代のときも、家で飲むのはイベントのときが多かったように思う。誕生日とかお正月とか。外で飲むのはピアノオフ会の打ち上げのとき。

40代になってから家で普段の夕食のときに飲むことが多くなった。500円〜800円くらいの安いワインの選択肢が増えたし、パスタやおつまみ系の食事が好きなので、それに合わせて日常的に飲むようになった。

誕生日とか何か特別なときはちょっと良いワインやスパークリングのを買ってみたり、ときには日本酒を飲むことも。

数年はそれでなんの問題もなかったんだけど、ここ2.3年、飲んでいるときは美味しいし楽しいし、ひどく酔うこともない(そもそも昔から、お酒を飲んでも顔色も変わらないし、記憶がなくるとか、いつもと違う言動をするなどの「酔っぱらう」という状態になったことがない)のに、飲食後2.3時間してから猛烈に頭が痛くなったり気持ちが悪くなったりして横になっているのも辛くて眠れない、ということが続き、飲む前に「今日は大丈夫かな?」とか「グラスに2杯くらいなら平気かも…?」とか、あとのことを心配して飲むようになってしまった。最初のうちは、多く飲みすぎた日や体調が悪いときになるのだろう、と思っていたのだけど、どうも最近は、飲む量が少しでも、体調が良いときでも、飲んだら確実にそのあとのツライ時間がやってくるようになってしまった。

食事しながら愉快に飲んでる時間は長くても1時間くらいなのに、そのあと夜中から朝まで眠れずに6時間くらい七転八倒って、ちょっと割に合わない…。

加齢による体質の変化かしら。もう、これはキッパリやめたほうがいいんじゃないかしら…と思っていたところなので、このタイミングで町田さんの本を読めてよかった。

 

禁酒宣言をするのは得策ではないということが書かれてあって、なるほど確かに…と思ったけど、宣言したくなってしまうので、ここに記しておこう。

 

ところで、このはてなブログの日記、文字数が出るのがおもしろい。今日は1231文字。

 

 

5月16日(土)

一日中雨。仕事に行って帰ってきただけでとても疲れた。帰りには傘をさしていても上着もズボンもびしょ濡れ、靴の中もグジョグジョになってとても気持ち悪かった。靴の中にどんどん水がしみこんできて、ニチャニチャタプタプしてくるのを我慢して歩くのって本当に憂鬱な気分になる。(水が入った靴で歩くあの感覚が好きって人はなかなかいないだろうけど。)

最近、仕事のある日は行く前も帰ってきてからも何もする気になれず、ボーッとネットを見るか、軽く本をつまみ読みするくらいしかできない。

 

ここ2ヶ月くらい、ほとんどピアノ弾く気になれなくて、たまに気分が乗った日には少し触ってみるけど、弾き始めても集中できないので、練習途中の曲も新しい曲の譜読みも全然進まない。うつの症状で「これまで好きだったことが楽しめなくなる」ってあるけど、それかなぁ。単に疲れてるだけか、ピアノに飽きてきちゃったのか、コロナでやさぐれてるせいか、更年期か…まぁ全部かな。

 

…と、今「ピアノに飽きた」と自分で書いて、なんだかすごく罪悪感のような「いやいや、そんなことがあってはいけない!」と打ち消したくなるような、変な気持ちがあってハッとした。

実は最近、その「ピアノに夢中でないといけない義務感」みたいなものに自分が縛られて苦しくなっているんだな、と薄々気づいていたんだよね…。「ピアノが好きで、常に楽しく練習して、憧れの曲が弾けるようにがんばる」「レッスンに行ったり、発表会に出たり、演奏会を開いたりする」というのが、ここ15年くらいのデフォルト(この言葉、使い方あってる?)だったので、最近ピアノを弾きたい気分じゃない、というのが、すごく悪いことをしてるような、先生やピアノ友達を裏切っているような気分になってしまうんだけど…それって、冷静になって考えると変だよね??

ただの趣味で弾いてるのに、勝手に義務みたいに感じるのもおかしいし、ましてや、わたしがピアノ弾かなくたって他の人から責められる筋合いはない(そもそも誰も責めていない)し、堂々と「今は弾きたい気分じゃないから弾かない」っていうのもアリよね??

 

また突然(もしくは徐々に)ピアノ熱が再燃するかもしれないし、弾きたい気分じゃないのにムリして弾かなくてもいいよね…??…って、誰に許可もらおうとしてるんだか。

5月15日(金)

髪の毛がどうにもボサボサで我慢の限界になり、行って良いものかどうか迷ったけど美容院へ。前回行った3月半ば、世の中はすでに自粛ムードになっていて美容師さんたちはマスクをつけてカットなどしてくれていたけど、まだそのときは緊急事態宣言は出ていなかったし、今よりはおでかけも可能な感じで、美容院に行くのに罪悪感を感じるほどではなかったのよね。その後しばらくしてから美容院のネットでの予約ができなくなって、臨時休業したり…ということがあって、最近になっていつの間にかネット予約が復活していて「感染対策をした上で営業再開」ということだったので行ってみた。入店するとまず手をアルコール消毒するように言われ、美容師さんも、前の人が終わったあとの席のまわりや雑誌のiPadを拭いたりしていて、おぉ〜、感染対策してるなぁ…と感心。美容師さんは全員マスク着用。お客さんはどうなのかな、と思ったら、みんなマスクしてない。「マスクどうしましょうか?」と聞くと「つけたままでもいいですけれど、もみあげあたりを染めるときにマスクにつくと汚れてしまいますし、髪を洗うとき濡れちゃいますね…」とのことで、なるほど…とはずさせてもらった。

わたしはもともと美容院では希望を伝えたあとは無言で雑誌を読み耽るので、担当の美容師さんも何もしゃべりかけてこない(カルテに「無言、雑誌ガン見」とか書いてあるのかも)。ふだんは愛想のない客で申し訳ないなぁ…と気になるんだけど、この状況下では感染防止のためにも無言なのは良いことよね?もしかしたら「オーダー外のおしゃべりはご遠慮願います」とか貼り紙してあったりして…?と想像してたんだけど、まわりのお客さんたちはいつものように美容師さんとおしゃべりして盛り上がっていて、シーン…として切ってもらってるのはわたしだけだった。感染対策…。

かなり短く切ってもらいサッパリスッキリ。短くなりすぎた気もするけど、次いつ行けるかわからないから、ちょうどいいかな。

 

本屋さんで、ずっと気になっていた町田康の『しらふで生きる』と、『100万分の1回のねこ』を買った。

昨夜、スパークリングワインを飲んだら、グラス2杯だったのに、例によって頭が痛くなり眠れなくなって「わたしもいよいよやっぱり禁酒すべきか…」と思ったので、町田康と一緒に禁酒チャレンジしてみるかも。

 

『100万分の1回の猫』は『100万回生きたねこ』へのオマージュのアンソロジーらしい。『100万回生きたねこ』を読んだことがなくても楽しめるかしら。江國香織井上荒野角田光代、綿谷りさ、川上弘美…という豪華ラインナップだったのでつい買ってしまった。

100万回生きたねこ』はタイトルから想像するに、100万回は死んでも生き返ったけど、100万1回目には蘇ることはできなかった、という話だと思われ(合ってる??)最終的に猫ちゃんが死んでしまう悲しすぎる絵本など読みたくないわ〜、いくら名作と言われていても猫ちゃんが死ぬ話などムリ!と全力で避けてきたのに、とうとう読むはめになるのかしら。

 

 

 

 

 

 

5月14日(木)

毎日の日記のタイトルはつけたほうがいいのかしら?とも思ったけど、日記だから日にちだけのほうがシンプルでいいかなと思い、しばらくは日にちスタイルでいってみよう。

 

さっき仕事から帰ってきてごはん食べた。ゴールデンウィーク中はお客さんがいなくて暇だったけど、今日は通常モードに戻っている感じで忙しくて疲れた。帰りの電車もゴールデンウィーク中よりも3倍くらい人がいた。コロナ以前に比べれば空いているけど、だんだん戻ってる感じがあるね。

 

さて、ここのところ、すっかりキライになってしまった言葉がいくつかあって、そのうちの一つが「当面の間」。あちこちの休業中のお店の貼り紙の「当面の間」休業、を見るとお腹の底がキュッと縮まるような、ヒヤッとしてドンヨリしたものがたまるような心地になる。もちろん、休業してるお店は全然悪くないし、「当面の間」としか表記しようがないこともわかるけれど…。

多くのお店は「4月8日から当面の間」となっている。緊急事態宣言が出たのが7日の夕方だったっけ…もう1ヶ月以上この状態が続いているのだね。

 

世の中の人々がマスクをしているのにはすっかり慣れてしまった。

たまにマスクをしていない人を見ると、上半身裸で歩いてる人を見てしまったようにギョッとしてしまう。責めるという意味ではなくて、なんだか、見てはいけないものを見てしまったというか、本来隠されている部分が出てしまっているのを目撃しちゃった感じというか…。

そういうわたしも、先日、近所を歩いているときマスクを忘れたことに気づいて「しまった!!」と冷や汗が出た。時々、裸で外を歩いてしまう夢を見ることがあるんだけど、夢の中でハッと自分だけ服を着ていないことに気が付いて「うわ!しまった!!」と思うときがあって、その感覚とすごく近かった。まぁ、そのマスクなしで外出しちゃったときは、どこかお店に入るとか、人と接触するような機会はなく、数十分で家に戻ったのだけど、道ですれ違う人達はみんなマスクしてたので「うわぁ…やっちまった…スミマセンスミマセン…」と俯くようにして歩いてた。

 

ちなみに「当面の間」の他に最近嫌いになった言葉は「おうち」です。家と言え!!(ダジャレじゃないよ。)

「おうち時間」とか「おうちで過ごそう」とか言われるとめちゃくちゃイラッとする。たぶん、そういう言葉を使う人は、もともとは家にいることはつまらない派の人ではないか…と想像するんだけど、どうだろう。

 

こちとら、昔から家にいるのは大好きで、できることならずーっと引きこもっていたいんだけど、仕事しないと生活費がなくなるので、泣く泣くいやいやしぶしぶ外に出ているんだよ。お金の心配さえなければずっとステイホームしたいのだよ。コロナ関係なく、本当はできることならずっと家にいたいんだよ!

 

嫌いな言葉と言えば、何年か前からよく見かけるようになった「家仕事」とか「手仕事」とか「梅仕事」とかもキライ。「家事」「手作り」「手作業」「梅干しを漬ける」「梅酒を作る」でいいじゃないか!!

 

 

 

 

 

ろばみみ日記

Facebookはもちろん、Twitterやブログもリアルとつながってしまっている(というか、読んでくれているのはリアルの友達がほとんど。)ので、リアルな知り合いのいないところで「王様の耳はロバの耳!」と穴に叫ぶような日記が書きたくて、はてなブログを始めてみることにした。

 

知っている人が読んでいる日記だと、このコロナ期間中のグチなどを書いてしまったら、すごく心配されてしまって、書きづらくなってしまったので…。

 

誰にも見せない紙の日記に書けばいいのでは?という気もするけど、ちょっと試しに、こちらに書いてみることにします。(グチ限定というわけではないよ。)

 

万が一、わたしだと気づいても、そっとしておいてね。

 

…と、ここまで書いてとりあえず記事を公開してみたものの、次に編集画面に入ろうとしたらどこから入ればいいのかわからなくなり、Yahooで「ろばみみ日記」と検索してみたら、同名のブログがたくさん出てきてしまった(同じことを考える人は多いのですね…)ので、後日ブログタイトル、何か思いついたら変えることにして、今は「(仮)」をつけてみます。