(仮)ろばみみ日記

「王様の耳はロバの耳!」と叫ぶ穴

5月15日(金)

髪の毛がどうにもボサボサで我慢の限界になり、行って良いものかどうか迷ったけど美容院へ。前回行った3月半ば、世の中はすでに自粛ムードになっていて美容師さんたちはマスクをつけてカットなどしてくれていたけど、まだそのときは緊急事態宣言は出ていなかったし、今よりはおでかけも可能な感じで、美容院に行くのに罪悪感を感じるほどではなかったのよね。その後しばらくしてから美容院のネットでの予約ができなくなって、臨時休業したり…ということがあって、最近になっていつの間にかネット予約が復活していて「感染対策をした上で営業再開」ということだったので行ってみた。入店するとまず手をアルコール消毒するように言われ、美容師さんも、前の人が終わったあとの席のまわりや雑誌のiPadを拭いたりしていて、おぉ〜、感染対策してるなぁ…と感心。美容師さんは全員マスク着用。お客さんはどうなのかな、と思ったら、みんなマスクしてない。「マスクどうしましょうか?」と聞くと「つけたままでもいいですけれど、もみあげあたりを染めるときにマスクにつくと汚れてしまいますし、髪を洗うとき濡れちゃいますね…」とのことで、なるほど…とはずさせてもらった。

わたしはもともと美容院では希望を伝えたあとは無言で雑誌を読み耽るので、担当の美容師さんも何もしゃべりかけてこない(カルテに「無言、雑誌ガン見」とか書いてあるのかも)。ふだんは愛想のない客で申し訳ないなぁ…と気になるんだけど、この状況下では感染防止のためにも無言なのは良いことよね?もしかしたら「オーダー外のおしゃべりはご遠慮願います」とか貼り紙してあったりして…?と想像してたんだけど、まわりのお客さんたちはいつものように美容師さんとおしゃべりして盛り上がっていて、シーン…として切ってもらってるのはわたしだけだった。感染対策…。

かなり短く切ってもらいサッパリスッキリ。短くなりすぎた気もするけど、次いつ行けるかわからないから、ちょうどいいかな。

 

本屋さんで、ずっと気になっていた町田康の『しらふで生きる』と、『100万分の1回のねこ』を買った。

昨夜、スパークリングワインを飲んだら、グラス2杯だったのに、例によって頭が痛くなり眠れなくなって「わたしもいよいよやっぱり禁酒すべきか…」と思ったので、町田康と一緒に禁酒チャレンジしてみるかも。

 

『100万分の1回の猫』は『100万回生きたねこ』へのオマージュのアンソロジーらしい。『100万回生きたねこ』を読んだことがなくても楽しめるかしら。江國香織井上荒野角田光代、綿谷りさ、川上弘美…という豪華ラインナップだったのでつい買ってしまった。

100万回生きたねこ』はタイトルから想像するに、100万回は死んでも生き返ったけど、100万1回目には蘇ることはできなかった、という話だと思われ(合ってる??)最終的に猫ちゃんが死んでしまう悲しすぎる絵本など読みたくないわ〜、いくら名作と言われていても猫ちゃんが死ぬ話などムリ!と全力で避けてきたのに、とうとう読むはめになるのかしら。